放っておくと視力に影響も…。結膜炎の種類と対処法 (2/4ページ)
ヘルペス性結膜炎
単純ヘルペスウイルスによる結膜炎で、子どもが初めてヘルペスウイルスに感染したときに多く発症します。症状からはアデノウイルスによる結膜炎と区別できませんが、片目のみの発症が多いことが特徴です。
目のまわりの皮膚に小さな水疱が出ることもあり、その場合はヘルペスに対する軟膏薬によって治療します。
いずれの場合も、ウイルスに対する特効薬はまだありません。通常は、炎症を抑える点眼薬や細菌の2次感染を防ぐ抗生物質の点眼薬を使用し、体内に抗体ができるのを待ちます。
【感染する結膜炎】細菌性結膜炎
細菌性結膜炎
ウイルス性以外にも感染するものとして、細菌感染による結膜炎があります。原因となる細菌にはさまざまな種類があり、目の充血や目ヤニが主な症状です。
ウイルス性結膜炎と違って抗生物質が有効なので、点眼薬を使えば短期間で治ります。
クラミジア結膜炎
細菌のなかでも特にクラミジアトラコマティスの感染によるものが「クラミジア結膜炎」です。封入体(ふうにゅうたい)性結膜炎ともいいます。
大人の場合、ほとんどが性交渉による感染です。片側だけに症状が出ることが多く、耳の前のリンパ節の痛みや腫れ、うみを含む黄色い目ヤニなどが主な症状です。
悪化すると、目の充血、まぶたの腫れ、下まぶたの結膜に大きなブツブツができる、光をまぶしく感じるなどの症状が出ます。生殖器に性感染症の症状を併発することも多く、通常1~3週間で症状はおさまります。
新生児の場合は、母体の産道からの感染が原因です。症状は大人とほぼ同様ですが、肺やのどにも感染して肺炎などを引き起こすおそれがあります。
いずれも抗生物質の点眼や服用で治療できますが、細菌を完全に除去するには長期の治療が必要です。