天才テリー伊藤対談「衣笠祥雄」(2)阪神の金本監督は悔しがってるかも (1/2ページ)

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天才テリー伊藤対談「衣笠祥雄」(2)阪神の金本監督は悔しがってるかも

テリー 個々の選手についてはいかがですか? 何といっても、2年前に黒田(博樹)選手が戻ってきてから風向きは変わった気がするんですよね。まず、なぜメジャーを蹴ってまでして、黒田選手は広島に帰ってきたと思いますか。

衣笠 僕も黒田がユニホームを脱いだら、一度それを聞いてみたいなと思うんですが、本音はわかりません。まず、野球人生を終わらせる時は広島で、という願望が強かったのかもしれません。

テリー 記者会見でも、それらしき発言をされていましたよね。

衣笠 それに加えて、自分はまだ、広島のピッチャーたちにいい影響を与えられるだけのものを持っている。だからそれを持っている間に広島に帰って、それを伝えたい。それこそが、黒田が帰ってきたいちばん大きな理由じゃないかな、というのが僕の推測です。

テリー 確かに、野村(祐輔)選手も去年はダメでしたけど、今年はよく頑張りましたよね。

衣笠 そうですね、僕はその点も、やっぱり黒田の存在が大きかったと思います。昨年、いろんな角度から黒田という投手を見て、参考にして、教えてもらった。それが今シーズンのマウンドでずいぶん出ていると思うんですよ。

テリー 1人の選手を見るだけで、ピッチャーの成績って変わるものですか。

衣笠 フォームは2年前からよくなってましたけど、「何でこのボールは思うところへ行かないんだ」という内面のイライラが出てしまっていた。しかし黒田を見ることでメンタルをコントロールする方法を覚え、マウンドでの余分な動作が少しずつ削られていったと思いますね。

テリー そうなんですか。

衣笠 僕がセ・リーグで好きなピッチャーはヤクルトの館山(昌平)、中日の吉見(一起)、そして広島の黒田なんですよ。打たれても抑えてもあたふたしないじゃないですか。

「天才テリー伊藤対談「衣笠祥雄」(2)阪神の金本監督は悔しがってるかも」のページです。デイリーニュースオンラインは、衣笠祥雄週刊アサヒ芸能 2016年 10/6号広島カープテリー伊藤金本知憲スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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