好きな人の前では瞳孔が開くってホント? 恋愛と瞳の気になる関係 (1/3ページ)
そもそも「瞳」ってどこ?
実は、医学的には目に「瞳」という部分はありません。辞書で調べると、「瞳=瞳孔」と定義していることが多いようです。「つぶらな瞳」「瞳の輝き」などのように、比喩や日常会話の中で「目ヂカラ」「視線」「まなざし」といった意味で使われることが多いのが「瞳」です。
瞳孔は目の真ん中の黒い部分で、人間の目は外側から白目、虹彩(こうさい)、瞳孔となっています。下の写真のように青い目だとわかりやすいでしょう。
人は好きなものを見ると瞳孔が開く!
この瞳孔には、おもしろい性質があります。それが、「好きなものを見ると瞳孔が開く」というものです。
カギになるのは虹彩のはたらきです。虹彩は毛様体という筋肉にくっついていて、そこには瞳孔散大筋と瞳孔括約筋があります。これらの筋肉が動いて瞳孔が大きくなったり小さくなったりするのですが、その流れは次のようになっています。
(1)「暗くなる」または「緊張・興奮する」と……
→交感神経がはたらく→瞳孔散大筋がはたらく→虹彩が縮む→瞳孔が大きくなる(黒目がちになる)
(2)「明るくなる」または「安静にする」と……
→副交感神経がはたらく→瞳孔括約筋がはたらく→虹彩が緩む→瞳孔が小さくなる
つまり、明るさによってだけでなく、好きな人やものを見て興奮(緊張)しても瞳孔は開くというわけですね。
瞳孔の開き方は男女でこんなにちがう!
瞳孔にはもうひとつ、「男女で開く原因がちがう」というおもしろい特徴があります。
ある実験によると、男性たちに(1)ブルース・リー、(2)かわいい子犬、(3)上半身ヌードの女性、という3枚のポスターを見せたところ、すべての男性の瞳孔が(3)上半身ヌードの女性のとき全開になりました。
ところが女性はどの写真を見ても、瞳孔が全開にはならなかったそうです。
このように男性の瞳孔が開く原因として、男性ホルモンの「テストステロン」の影響が挙げられます。