サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「古豪ディサイファが抜け出す」 (1/2ページ)

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サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「古豪ディサイファが抜け出す」

 今週は「毎日王冠」が東京で行われる。過去5年、1番人気馬が3勝しているものの2、3番人気馬は2着が1回のみ。紐荒れ傾向の重賞だ。一方、京都の「京都大賞典」は、キタサンブラックとラブリーデイが人気の中心。

 中央場所は東京、京都に開催が移って本格的な秋競馬に突入だ。GIの狭間になる、その開幕週のメインは、天皇賞の前哨戦、毎日王冠(東京)と京都大賞典(京都)。

 特に毎日王冠は毎年GI並みの顔ぶれで、見応え満点の激しい競馬を繰り広げてきた。今回もロンギングダンサー以外は、いずれも重賞勝ち馬で、GI馬も2頭出走してくる。まさにファン必見のレースと言っていい。

 そのGI馬の1頭リアルスティールは、ドバイ遠征の疲れが抜け切れていなかったのか、前走の安田記念は2番人気で11着と予想外の敗北を喫した。それだけに今回は捲土重来とばかり、きっちりと立て直して臨んでくる。中間の稽古内容は実によく、本番の天皇賞・秋を見据えて下手な競馬はできまい。

 その安田記念を逃げ切ったロゴタイプも順調に夏を乗り切った。「8分以上の仕上がり。格好はつく」と田中剛調教師の口調も弾む。

 最有力候補と見る向きも多い紅一点、ルージュバックも4カ月ぶりの実戦とは思えぬ好仕上がりを見せている。

 他のメンバーも力差はそうなく、いずれもきっちりと臨戦態勢を整えている。ならば馬券的にも実におもしろい重賞と言っていい。

 ただ、「ここを勝って盾もいただき」という馬は案外に少なく(近年ではダイワメジャーとカンパニーぐらい)、能力が高い実力派だからといって全幅の信頼を寄せていいとは限らない。

 では、データをひもといてみよう。馬単導入後の過去14年間、その馬単で万馬券が飛び出たのは6回(馬連は3回)。この間、1番人気馬は4勝(2着2回)。2番人気馬は2勝(2着2回)。こうして見ていくと意外に人気サイドで決まりにくいことがわかる。簡単に言うと人気どころのいずれかを主力に、人気薄へ手広く流すというのが馬券の筋と言えそうだ。

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