虐待や性暴力が蔓延する..."貧困と少女売春"の現実 (1/2ページ)

東京ブレイキングニュース

虐待や性暴力が蔓延する..."貧困と少女売春"の現実
虐待や性暴力が蔓延する..."貧困と少女売春"の現実

 貧困や、家庭崩壊などで居場所をなくした少女たちが、見つけた唯一の居場所は、身体を目的に集まって来た男たち......すなわち住居付きキャバクラや、風俗店だった。

 売春を体験した中高生たち24名の手記、日記、写真などを展示する「私たちは『買われた』展」が横浜で10月6日から11日まで行われる。8月の東京展は最大で2時間半待ち、入場制限をもうけなければならないほどの話題を呼んだ。

 障がいをもつ母親が働けず、貧困に苦しむ家計を助けようとアルバイトの面接を受け続けるも、数十社落ちてしまう女子高校生。丸みを帯びた手書きの文字で、援交に至る体験を綴った彼女の日記には、コンビニの弁当や菓子パンなど日々の孤独な食事の写真が貼られている。

 小学4年生の少女が母親不在の家でハマったエロサイト。法外な請求額を稼ぐために、誰にも内緒で売春を始めた。数年後気がついた母親が語った言葉は「そんなに安く売ったの」だった。

 母親が彼氏の元にいってしまうため家には大人がいない。たまに机の上に置いてあるのは数千円。決められた日しか入浴が許されず、一週間に一度しかお風呂に入れない。 売春の過去がバレ、保護施設に居づらくなり、また夜の街へ戻ってしまう少女。

 全世帯の18%が、生活保護受給基準以下の貧困状況で暮らしている今、これはどこにでも起こりうる物語だ。しかし売春に対して差別的な意識もあり、取り組みが遅れている。一方、性を売買する業者は、あらゆる手段を駆使して、売春市場で付加価値となる低年齢の少女たちを狙う。JK,JCビジネスに関係するアプリはスマホで簡単にダウンロードできるし、友人同士のSNSで情報がシェアされる。

「買われた展」を企画した虐待や性暴力を受けるなどし、孤立・困窮した女子を支える活動を行う一般社団法人colaboの仁藤夢乃さんは「中高生の児童買春について、「遊ぶ金欲しさ」「映画や食事代にしていた」なとど報道されることが多くありますが、私たちは「食費、給食費、生活費のため、消しゴムやうわばきを買うため」と語る中高生と出会っています」と語る。

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