CEATEC JAPAN 2016レポート:三菱電機の『しゃべり描きUI』 (1/2ページ)
引き続き「CEATEC JAPAN 2016」のレポートだが、やはり人だかりがあると、つい近付いてしまう。
そこは三菱電機のブースで、ちょうどプレゼンテーションがはじまるところだった。
ステージ横には、CEATEC AWARED 2016の「暮らしと家でつながるイノベーション部門」でグランプリを受賞したことを示す賞状と盾が飾られている。
受賞した技術は『しゃべり描きUI』というものだ。
この技術は、タブレットの画面上を指先でなぞりながら話すと、その話した内容が文字で表示されるというものだった。
また、翻訳もでき、文字や絵も描ける次世代コミュニケーションツールだという。
どのような役に立つのだろうか。
■ 話した言葉がディスプレイをなぞると表示される
『しゃべり描きUI』はタブレットの画面上を指でなぞった軌跡上に、声に出した言葉を文字にして表示することができる。
これは『しゃべり描きUI』の音声認識表示技術によるもので、世界で初めて実現されたという。
また、音声認識表示技術で表示された言葉と同時に、自動翻訳されたほかの言語を表示することもできる。
つまり、声に出した言葉で筆談ができるということだ。
しかも、同じ画面上に絵を描いたり、画像を取り込んだりできるため、絵や画像と組み合わせて筆談ができる。
■ 指先でなぞって文字を表示することの重要な意味
しかし、この技術がどのように画期的なのかと思われたかもしれない。私も思ったが、コンパニオンの説明を聞いて「あっ!」と気付かされた。