【プロ野球】いざ25年ぶりの大舞台へ! カープの日本シリーズ名場面をプレイバック!! (1/2ページ)

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カープの日本シリーズ名場面をプレイバック!!
カープの日本シリーズ名場面をプレイバック!!

 セ、パ両リーグのCSファイナルステージが終わり、10月22日から始まる日本シリーズの対戦カードは広島対日本ハムとなった。広島は25年ぶりの日本シリーズ出場であり、32年ぶりの日本一にも期待が掛かる。

 過去、広島は6度日本シリーズを戦い、記憶に残る名場面を残してきた。日本シリーズを前に、その戦いぶりを振り返ってみよう。

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■「江夏の21球」で初の日本一

 広島が初優勝を果たした1975年の日本シリーズは阪急に0勝4敗2分で敗れたが、4年後の1979年にリーグ優勝し、パ・リーグ王者の近鉄と対戦。3勝3敗で迎えた第7戦は4対3と1点リードのまま9回裏を迎え、初の日本一まであと3人とした。

 しかし、7回途中から登板した守護神・江夏豊は先頭の羽田耕一にヒットを許すと、その後2つの四球で無死満塁と絶体絶命のピンチに陥る。この場面で江夏は代打・佐々木恭介から空振り三振を奪い、まず一死。

 続いて近鉄の1番打者・石渡茂が打席に入った。その2球目、石渡がスクイズの構えを見せる。投球中にその動作を見逃さなかった江夏は、とっさにカーブの握りでウエスト。江夏が投じたボールは大きな放物線を描き、石渡のバットをかいくぐり、そのまま捕手・水沼四郎のミットに収まった。

 飛び出した三塁走者・藤瀬史朗は三本間で挟まれタッチアウト。一打サヨナラで近鉄初の日本一という状況から、広島初の日本一まで「あと一人」へと場面は一転する。江夏は石渡を空振り三振に仕留め試合終了。広島は念願の日本一に輝いた。

 この9回裏に見せた江夏の力投は、その後、ノンフィクション作家・山際淳司が綴った「江夏の21球」として雑誌『Number』に掲載され、『NHK特集』でもドキュメンタリー化。大きな注目を集め、今でも球史に残る名場面として語り継がれている。

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