サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「レインボーラインの末脚が穴!」 (1/2ページ)

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サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「レインボーラインの末脚が穴!」

 今週はクラシック最終戦「菊花賞」が京都で行われる。3歳世代“3強”のうちの2頭、サトノダイヤモンドとディーマジェスティの一騎打ちムードが漂う中、万券王・水戸は、レインボーラインを波乱の使者に指名した。

 牡馬クラシック3冠、その最後は3000メートルの長丁場で覇を競う菊花賞。筆者としては、好きな重賞の一つで、期待にたがわない白熱した好レースが毎年繰り広げられている。3000メートルという距離は3歳馬にとって初めての経験であり、それゆえ、予想だにしなかったドラマが生まれることが少なくない。それが予想する者にとっては、たまらない魅力になっている。

 今回の顔ぶれからは、皐月賞3着、ダービー2着のサトノダイヤモンドと、皐月賞馬でダービー3着のディーマジェスティが最右翼と見られており、異を唱える者は誰もいないだろう。

 この両馬は、ともに菊花賞の前哨戦、東西のトライアルを制して秋の好スタートを切った。であれば、ますます一騎打ちムードが高まるというもの。

 しかし、今年ほど伏兵陣が多彩な菊花賞は、そうなかったのではないか。サトノダイヤモンドもディーマジェスティも、血統から推し量って長丁場に対する不安はない。ならば、この両馬のいずれかを本命視するのが、馬券の筋というものだろう。

 ただ、両馬とも前走のトライアルは辛勝だった。ダービー馬マカヒキ(今回は出走していない)を含め、3歳牡馬“3強”と評していいと思うが、春のクラシック戦線で、この3頭と差のない競馬をした馬が何頭か出走してくるうえに、新興勢力も少なくない。こうした伏兵陣の中にはトライアル3強に食い下がった馬もいる。だからサトノダイヤモンド、ディーマジェスティを“絶対視”するわけにはいかないのだ。

 馬単が導入されてからの過去14年間、その馬単で万馬券になったのは6回(馬連では3回)。この間、1番人気馬は5勝(2着1回)、2番人気馬は0勝(2着3回)。データからも本命サイドで決まりにくいGIであることがわかる。

 目下のところ、6年連続で連勝の万馬券は出ていないが、そろそろ──という気にもなってくるではないか。3000メートルの距離ともなると、「血統」が占める比重が、他のレースより大きくなる。

「サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「レインボーラインの末脚が穴!」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2016年 10/27号レインボーラインレッドエルディスト水戸正晴競馬スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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