大学生が使いがちなバイト敬語! 「よろしかったでしょうか」が間違っている理由 (1/2ページ)

街中いたるところで耳にする、「なんだか変!」と感じる敬語。主に若いアルバイト店員たちが好んで使うことから、「バイト敬語」と呼ばれています。一見敬語のようだけど……実は意味が伴っていない!? 学生のうちに正しておきたいバイト敬語のなかから、今回は「よろしかったでしょうか?」を取り上げます。
■なぜ過去形?
バイト敬語の中でも、もっとも耳につきやすいフレーズとして知られているのが「~でよろしかったでしょうか?」というものです。ファミレスへ来店すると、「お二人さまでよろしかったでしょうか?」「禁煙席でよろしかったでしょうか?」「ご注文はコーヒーでよろしかったでしょうか?」などなど……矢継ぎ早に「~でよろしかったでしょうか?」と確認されることもめずらしくありません。気にならない人は全く気にしない言葉なのでしょうが……気になる方にとっては「見たらわかるでしょ!」「『今』のことなのに、なぜ過去形なの!?」とイライラするケースも多いものです。
こんなときに正しく使えるのは、シンプルな「よろしいですか?」というフレーズです。もちろん、見てすぐにわかる事柄について使う必要はありません。「お二人さまですね。禁煙席でよろしいですか?」とすれば、不快になる方もいないでしょう。
■実は……間違いとは言い切れない場面も!?
典型的なバイト敬語として嫌われる「よろしかったでしょうか」ですが、実は日本語研究者や敬語専門家の間でも意見が分かれるところもあります。「よろしかった」と、わざわざ過去形にしているのは、相手の意思を確認しているため。「~た」を確認の意味で使う用法は間違いではありません。「過去にあなたの意見は聞きましたが、私の考えは間違っていませんか?」と確かめている、というわけですね。