トヨタ・プリウス20周年記念!プリウスの歴史と、その燃費性能を振り返ろう (3/5ページ)

イキなクルマで

同じクラスとなるカローラと比べると50万円高いということはありましたが、それでも「一般の人にも手が届く未来」を感じさせる分には十分バーゲンプライスといえました。

■より未来感を高めた、2〜3代目プリウス

こうして発売されたプリウスは、ハイブリッドという言葉を一般消費者に広める存在へと急成長していきます。2003年に発売された2代目では「ハイブリッド・シナジー・ドライブ」をキーワードに、環境性能だけでなく、力強い走りをアピール。

photo by トヨタ自動車株式会社

スタイルもより近未来的なものに一新し、空力性能が強化されました。この結果、10・15モード燃費は35.5km/lを記録。またしても世界最高水準の燃費を達成するとともに、「プリウス=低燃費のクルマ」というイメージを確立させてました。

さらに、2009年には、3代目プリウスへと進化。特徴的なトライアングル・シルエットはそのままに、先代プリウス以上に質感が高められました。プリウスは燃費性能もさらなる進化を遂げており、38.0km/L(10・15モード燃費)を記録しています。

photo by トヨタ自動車株式会社

またこの時代から、トヨタ以外の自動車メーカーもハイブリッド車に参入。海外ではシボレー・ボルトやメルセデス・ベンツ・S400ハイブリッドなどが発売され、特に国内ではホンダ・インサイトとプリウスの熾烈な販売競争が記憶に残っている方も多いことでしょう。

■更なる高効率を目指した現行プリウス

さて、2015年に発売された現行の4代目プリウスは、ハイブリッドシステムだけでなく、ボディメイクにも斬新な発想が取り入れられました。それが「TNGA(Toyota New Global Architecture)」です。

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