モラトリアムとは? 知っているようで知らない本当の意味 (1/3ページ)

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モラトリアムという単語を耳にしたことはあっても、その正確な意味を答えられる人は少ないのではないでしょうか?

聞いたことがあってもちゃんとは知らない「モラトリアム」について、わかりやすく解説します。

要チェック項目
□モラトリアムとは、身体が肉体的、知的、性的に大人になっても、大人として社会に出ることを延期している状態
□モラトリアム人間とは、人生の選択を避け続けるような青年のこと
□モラトリアムを抜け出すには現実を受け入れることが第一モラトリアムとはどういう意味?
最近では人気アーティストの曲名や映画のタイトルなどに使われることもあり、単語自体は聞き知ってはいるもののその本当のところは良く知らない「モラトリアム」という言葉。

モラトリアムというのは、もとは「支払猶予令」や「執行猶予期間」を意味する単語です。天災や恐慌などが起こった際の金融の混乱を避けるために、手形の決済や預金の引き出しなどを一時猶予することを指していました。

また、法律が公布されてから施行されるまでの期間のことを指したり、死刑執行の停止などを指す言葉でもあります。では私たちがよく耳にする単語の意味は上述のような意味なのでしょうか?

現在主に私たちが聞くモラトリアムの意味は、これら「猶予期間」の意味から派生した心理学用語なのです。心理学用語であるモラトリアムという言葉は、学生などが大人なのにも関わらず、社会に出て一人前の大人となることを猶予されている期間ことを指すのです。

これは心理学者エリク・H・エリクソンによって提唱された概念なのですが、当時は大人になるために必要な準備期間の意味でした。

しかし日本では、小此木啓吾の著書『モラトリアム人間の時代』の影響などにより、必要な期間を過ぎても猶予を求め、大人になろうとしない状態を表すようになっています。
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