女の子の支持率も上昇!コンドーム国内シェアNO.1のオカモトの開発者に聞く (1/3ページ)
左からオカモトゼロワン、 オカモトゼロツー、ゼロゼロスリー アロエ、ゼロゼロスリー ヒアルロン酸
実は全売り上げに占めるコンドームの割合は数%の「オカモト」「オカモト」という社名を聞いて、最初に連想されるのは「コンドーム」という人が多いのではないのでしょうか。しかし、オカモトが販売している商品の売り上げの中で、コンドームが占める割合は10%もないと言います。コンドーム国内シェアNo.1ともいわれているオカモト株式会社。
今回は、医療生活用品マーケティング室の林知礼さんと佐藤孝治さんにお話を伺いました。
◇ ◇ ◇
コンドームにおけるシェアってどれぐらい?──コンドームのメーカーと言って、思い浮かぶのは、オカモト以外には数社しかありません。
林さん:実は、国内でコンドームを作っているメーカーって、工業会に属している企業で9社しかないんですよ。
──開発に技術が必要となるコンドーム。その中で、薄さや種類の多さでは国内で非常に多いと言える。
林さん:コンドームの製造を行っている会社の中で、当社は商品ラインナップが多い方だと思います。薄いタイプももちろんですし、様々な種類のゼリーが付いたものなど。なかなかフルラインナップで置けるスペースのある店は少ないので、見たことがない商品も多いかもしれません。(注:2016年秋・冬総合カタログには45種類の商品が掲載されている)
──コンドームの需要は大きく分けると二つ。
林さん:コンドームには、一般の薬局などの店頭で見かけられるものと、風俗店やホテルなど業務上で使用されるルートで扱われるものもあります。
女性向けコンドーム。左からラブドーム ガールズガード、ラブドーム パンサー、ラブドーム ゴム臭カット、ベネトン。
「避妊ゼリー付き(ガールズガード)」や「ゼリーの量が一般品の4倍」など、女性が興味を持ちやすい商品となっている。