リスク8割減!? 40代からの「ガンにならないためにすべき10の処方箋」 (4/5ページ)
「オランダで行われた調査では、幹線道路から半径50メートル以内に住む人の肺がんリスクが、明らかに高かったそうです」(同)
ここで注目すべきは、排気ガスに含まれ、何かにつけて標的にされる二酸化チッソの中の有毒物質が問題なのではなく(そもそも発がん性がないとされる)、直径10μ以下の「PM100」という超微粒子の化学物質、微量金属が車の排気ガスに含まれている事実だ。PM10や、これよりさらに小さい「PM2・5」は肺の奥まで入り込み、発がん率を高めるとされる。「全国で車の排ガス規制が厳しくなってますが、車の台数を減らさない限り、発がんリスクの低下には結びつきません」(同)
今までのキーワード以上に、ショッキングな情報もある。実は、アルコールも発がんリスクの上昇に直結しているのだ。「常習的に大量飲酒している方は、食道がん、口腔がん、咽頭がん、喉頭がんの発がんリスクが1.7倍ほど高いんです。また、肝臓がんの患者の実に17%は、酒の飲み過ぎが原因とのデータもあります」(同) 飲酒とがんの危険な関係は、前出の肥満と同様に、実は具体的な結びつきが分かっていないのだ。
酒は基本的に、エタノールと水からできていて、他に含まれている若干の添加物の中に、アフラトキシンやアスベストなどの発がん物質が含まれていることは間違いない。ところが、こうした物質だけで、がんを発症しているとのデータはなく、ともかく飲酒自体が発がん要因になっているというのだ。もっとも、適度な量の飲酒は寿命を延ばすとのデータもある。それは、酒を飲みながらリラックスした時間を持つことがストレスを解消し、がんに限らず、いろんな病気の予防につながっているからだと思われる。
「40代は、仕事でも家庭でもストレスの多い世代です。したがって、上手にストレスを解消する方法を見つけることも大切です」(同) 趣味や休暇はもちろん、あまり生真面目になりすぎないことも大事なのだ。
最後に紹介するキーワードは、値段が仮に高くても、魚はできるだけ天然物を食べるということだ。これまた意外なキーワードと思われるだろうが、発がん性のあるダイオキシンの我が国の食品汚染状況を調べると、圧倒的に汚染されているのが魚介類なのだ。