【糖尿病リスク高】昼寝40分以上でメタボ・心血管系疾患も (2/3ページ)
さらにこの研究結果をベースに、昼寝の時間や日中の眠気に関するデータを分析し、米国心臓病学会(2016年第65回)にて発表された内容によると、以下のことが判明したと言います。
40分以上の昼寝でメタボリックシンドローム(代謝症候群)のリスクが増加し、40分未満の昼寝では増加しない
昼寝時間が30分未満の場合は、メタボリックシンドロームのリスクがわずかに減少する
昼寝時間が90分になるとリスクは50%増加(加えて日中の疲労感が取れないという症状が見られる)
また、2015年に『Sleep』誌に掲載された同じ研究チームの別の研究では、1時間以上の昼寝時間で心血管系疾患リスクが82%、全死因による死亡率が27%増加したこと、さらに、同年の欧州糖尿病・肥満学会の発表では、昼寝をする被験者が過労を起こしている場合、1時間以上の昼寝で糖尿病リスクが46%増加することも報告されています。
驚くことに、これらの研究報告はいずれも長時間の昼寝が糖尿病をはじめとした病気のリスクを高めるという結論で一致しています。(※1)。その効果のメカニズムについては、まだまだ解明されていない昼寝ですが、あえて正しい昼寝を定義づけるのなら「30分未満の昼寝」といえそうです。正しい昼寝をすれば疲労感は起こらない!糖尿病やメタボリックシンドロームは、すぐにその症状が現れるわけではないので、長時間昼寝をしてしまったからといって、早々にそのデメリットを感じることは少ないかもしれません。ただし、昼寝後に頭がぼんやりする、スッキリしないといった「睡眠慣性」の症状がある場合は要注意。ノンレム睡眠時に目を覚ますことができるよう、深い睡眠に入ってしまう前に起きる、睡眠時間を30分以内に収めるということが重要になります。
ちなみに、睡眠慣性を感じたら、太陽光をたっぷり浴びることで症状が緩和するそうなので、もしものときはお試しください。
短時間の昼寝には高いメリットがある一方で、長すぎる昼寝は病気のリスクが高まる…。これは、ぜひとも心に留めておきたいことですね。昼寝はダラダラせず、30分以内に収める。