トランスジェンダーとは 〜 多様な性自認や性同一性障害との違い 〜 (2/4ページ)
性同一性障害とは
「性同一性障害」というのは、医学的な疾患名です。自分の身体の性別と自分の気持ちの性別が異なり、時には性の適合を願うこともあるという状態、に対する病名です。
性自認と異なる自身の身体に対する違和感や嫌悪が強い状態、ともされます。
こういった性同一性障害をかつてはトランスセクシャル(性転換症)とも言いました。セクシャルは生物学的な性別(SEX/外性器などによって区別される身体的性別)を表します。
ジェンダーは社会的性別(男らしい/女らしい)を表します。
両者の違い
トランスジェンダーと性同一性障害の違いは、簡単に言うと、心と身体の性別を一致させたいと願っているかどうか、ということになります。
一方トランスジェンダーでも、自分の身体の手術を望まない人もいるのです。そのため、トランスジェンダーと言う言葉は性同一性障害という言葉よりもより広義に使われています。
ただし日本では、性別適合手術を受けたり戸籍の変更をするためには、性同一性障害と医師から診断を受けることが条件となっています。
そのため、トランスジェンダーを性同一性障害ということが多いかもしれません。
これら性に関する概念は時代とともに、また国によっても様々に異なっており、それと同じように使用される言葉も変化が著しいです。現在では広くトランスジェンダーと言う言葉が広義に使われています。
トランスジェンダーの多様な性自認さて、トランスジェンダーは広い意味だとご説明しました。この中には性同一性障害だけではなく、もっと多様な人々を含みます。
クロスジェンダー
性別に対する意識が、男性/女性どちらでもないと感じる人々のこと。中性、無性、両性、または性別に対して流動的な人を表します。
これは日本独自に使われている言葉で、英語では「Gender queer/ジェンダークィア」に相当すると考えられいます。
クロスドレッサー
異性装者を表します。男性が女装、女性が男装している人のことです。以前はトランスヴェスタイトとも呼ばれていました。