3大生活習慣病「最新・都道府県別ワーストランキング」(1)短命1位は青森県 (1/2ページ)
人間誰しも生まれ育った土地の食文化を大切にするもの。これが郷土愛だ。しかし、地域に根ざした驚きの「ローカル食生活」があなたの寿命をグンと縮めているかもしれない。厚生労働省のデータをもとに「3大生活習慣病」にかかりやすい都道府県のランキングを作成した。あなたの県は大丈夫か?
医学ジャーナリストの長田昭二氏が説明する。
「平均寿命の都道府県別データを見ると、生活習慣病が大きく関係していることがわかります。その最もいい例が長野県です。今でこそ、長寿県として知られていますが、昭和30年代には脳梗塞、脳出血などが多い短命県でした。しかし、その後、生活環境を改善することで長寿県へと生まれ変わったのです」
ちなみに、長野県の男性の平均寿命は80.88歳(2010年)、最下位は青森県で77.28歳(同)。りんごの生産量では2位長野県を大きくリードする青森県だが、こと生涯寿命では3.6歳も開きがあるのだ。
日本人の3大死因は、ガン、脳血管疾患(脳卒中、脳梗塞など)、心疾患(急性心筋梗塞など)となっている。この重大病の引き金となるのが、3大生活習慣病と言われる糖尿病、高血圧、高脂血症だ。中でも年々患者数が増え続け、今や全国の患者数が316万人を超える国民病となっているのが糖尿病である。
「糖尿病自体は痛くもかゆくもありませんが、放っておけば脳梗塞、心筋梗塞、狭心症など全身にさまざまな合併症を引き起こす原因になります。腎症が悪化すれば透析治療が必要となるほか、ガンに罹患するリスクも高くなります」(前出・長田氏)
「血糖値が120をちょっと超えただけ」などタカをくくることなかれ、重大病は日々ひそかに忍び寄っているのだ。
厚生労働省が15年に行った「主な死因の死亡数・死亡率(人口10万対)」の調査から、都道府県別「糖尿病死亡率」のワーストランキングで1位になったのが、「日本一の短命県」としてあげた青森県なのだ。
青森県といえば、せんべい汁、けの汁、じゃっぱ汁などのB級グルメで知られ、味噌汁好きが多いことで知られる。三度の食事に味噌汁とおしんこを欠かさず、しょっぱいものが好きな県民性だ。