咳止めの薬は簡単に使うべきじゃない? 意外な落とし穴を知ろう! (2/4ページ)
そしてこの中枢性鎮咳成分は大きく分けて「麻薬性鎮咳成分」と「非麻薬性鎮咳成分」の2つに分類することができ、それぞれの特徴は以下の通り
麻薬性鎮咳成分
非常に高い咳き止め効果を持っているのですが、モルヒネと似た構造をしており、弱いものの若干の依存症があるため、長期の服用はおすすめされていません。
副作用として便秘や眠気などがあることにも気を付けてください。また母乳にも移行するため、授乳中の服用も避けましょう。
麻薬性鎮咳成分は「リン酸コデイン」や「リン酸ジヒドロコデイン」が代表的です。
注意点は、特に喘息を患っている方はこの麻薬性鎮咳成分が入った薬は絶対に服用しないでください。
麻薬性鎮咳成分である「リン酸コデイン」や「リン酸ジヒドロコデイン」には、気道の分泌を抑制してしまう効果があるからです。
もともと喘息には無色透明の痰が喉から分泌されています。コデインによってその分泌を抑制されてしまっても、本来分泌されるはずだった痰がなくなるわけではありません。
ではどうなるかというと、それらは濃度を上げて少量で分泌され、非常に粘度が高い痰になってしまうのです。
するといくら咳をしても痰が切れることがなくなってしまい、その結果喘息が余計に悪化してしまうことに…。もちろん普通の咳に対しては高い効果を発揮してくれます。
薬を飲んでしばらくすると、スッと喉が楽になるでしょう。ですが、喘息の方は絶対に麻薬性鎮咳成分の入った薬は服用しないでください。
非麻薬性鎮咳成分
麻薬性鎮咳成分と同様に、延髄にある咳中枢に作用して咳を収めてくれます。麻薬性鎮咳成分と比べ効果は低いものの、依存性はなく、副作用の少ない安全な成分です。
代表的な成分には「ノスカピン」「デキストロメトルファン」「チペピジンヒペンズ酸塩」などがあります。痰を取り除いた気管支を拡張する成分また咳き止めの薬には、咳を止める成分以外にも痰を取り除いてくれる成分や気道を広げてくれる成分なども含まれています。咳の種類によってはこちらの成分も大切になるので、紹介しておきましょう。