超音波で昏睡状態に陥った患者の脳の復活に成功(UCLA) (1/3ページ)

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超音波で昏睡状態に陥った患者の脳の復活に成功(UCLA)
超音波で昏睡状態に陥った患者の脳の復活に成功(UCLA)

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 アメリカ、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究者が、新開発の非侵襲的(皮膚の切開等の手術などを行わず生体を傷つけないような方法)超音波技法を用いて、昏睡状態にあった患者の脳を復活させたそうだ。

新技術、低強度集中超音波振動法

 この25歳の患者は交通事故によって外傷性脳損傷を負っていた。最初の週は生命を維持し、症状が悪化しないよう処置された。二週目に入ると、回復の兆しが見え始める。

 「興味深い瞬間です。昏睡から目覚めようとしますが、本当に認知機能を回復しているかどうかはわからないからです」と研究を率いたマーティン・モンティ氏。そして、この瞬間こそ、介入する絶好のチャンスであった。

 モンティ氏の同僚は低強度集中超音波振動(low-intensity focused ultrasound pulsation)という新しい技法を開発していた。

 従来の超音波は音のビームを広範囲に拡散させて、その反射を捉えて映像を作り出す(子宮内の胎児の撮影など)。しかし、新型は音波というエネルギーを狭い範囲に集中させた”球”を作り出す。この場合、脳内の狭い範囲を標的にするため、映像として跳ね返ってくることはない。これを昏睡状態にある患者を覚醒させるために利用できるのではないかと考えたのがモンティ氏だ。

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 低強度集中超音波振動を利用して脳にエネルギーを注入する。特に脳の深い部分にある視床にエネルギーを送り込む。
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