【プロ野球】猛牛? それとも虎? オリックスと阪神間のFA移籍を振り返りつつ糸井嘉男の去就を気にしてみる (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■もしも糸井が阪神に移籍したら

 糸井が阪神にFA移籍をしたらどうなるだろうか? 糸井は現在35歳。普通の選手なら下り坂、もしくは引退かという年齢である。しかし糸井にはそんな常識は通用しない超人ぶりを見せ、今季もNPB最年長盗塁王を獲得。まだまだ元気な姿を見せてくれそうだ。

 しかし阪神は人気球団だ。ファンの注目度が全く違う。そのプレッシャーに耐えられるのだろうか。かつて糸井はキャプテンに任命された。「キャプテンマークに重みを感じるか?」との質問に、「マークは軽い素材でできていますから」とボケてみせたが、実は重く感じていたのではないだろうか。その年の糸井は精彩を欠いた。

 糸井は天然キャラと思われているが、実はとてもシャイな選手。ヒーローインタビューにはあまり出たがらない。熱狂的な阪神ファンが迎える甲子園のヒーローインタビューでちゃんと話すことができるだろうか。ちゃんと話せなくても、それはそれでうけそうな気はするが……。

■糸井の決断を見守ろう

 オリックスファンとしては当然、糸井には残ってほしい。しかし、オリックスと条件が折り合わず移籍しても、それはそれで仕方がないと思っているファンも多い。

 今後は、阪神がどんな条件でどのように交渉するのかに注目が集まる。糸井がどのように考え、決断するのか。糸井の決断は目が離せない。

矢上豊(やがみ・ゆたか)
関西在住の山本昌世代。初めてのプロ野球観戦は、今はなき大阪球場での南海対阪急戦と、生粋の関西パ・リーグ党。以来、阪急、オリックス一筋の熱狂的ファン。プロ野球のみならず、関西の大学、社会人などのアマチュア野球も年間を通じて観戦中。
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