【医師が解説!】産後ママの「静養についての正しい知識」を教えて! (2/3ページ)
1.妊娠・出産のダメージ回復 ・妊娠中にホルモンの作用で緩んだ骨盤や全身の骨格を元通りにする ・出産によりダメージを受けた骨盤底筋を回復させる ・会陰の傷を治し、排尿・排便機能を取り戻す ・子宮を急速に縮め、子宮内部の出血を止め、感染をさせない(
弛緩出血や産褥熱となる) ・帝王切開の場合、皮膚や腹筋、子宮の傷を治す ・産後に急激に低下する女性ホルモンによる、精神状態変化のケア(マタニティブルーや産後うつが起こった場合には適切に対処)
2.育児まわり ・赤ちゃんに母乳の吸い方を教える ・育児による細切れの睡眠の生活に慣れる ・上の子どもがいる場合、その子の世話
3.手続きなど ・出生届、健康保険の届け、医療費など各種手続き ・親族や友人の見舞い、内祝いなどの対処 ・職場への連絡出産後の状態出産直後は、ママ本人も達成感などで高揚していて、食事もでき、一見元気に見えますが、体と精神にはダメージがあり、少なくとも産後24時間は眠れるときに眠ることが必要です。 一般的には産後1週間程度入院し、その後自宅に帰ることになります。自宅に帰った後も、少なくとも産後1カ月まではできる限り自分のケアと赤ちゃんのお世話以外は、誰かに頼める体制を作っておいたほうがよいでしょう。 なるべく横になり、眠れるときに眠り、十分食べることを心がけます。重いものを持つ、自転車に乗る、長時間立つ、長距離歩くことなどは、骨盤の回復を遅らせる可能性があるので避けましょう。産前の打ち合わせをしておくこと産後どの程度元気かは、産前には予想できません。産前に家族で十分打ち合わせをし、家事の分担などの準備をしておくことが必要です。 ・家の中を見直し、ものの位置が分かりやすくしておく ・家事しやすくしておく ・夫にある程度の家事を身につけておいてもらう ・子どもには家族が増えることを理解させる ことなどが必要です。