イギリスで14歳の少女が人体冷凍保存。未成年としては初めてのケース (2/5ページ)
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初めて人体冷凍保存が実施されたのは1967年のことで、最初の人物はジェームズ・ベッドフォード博士であった。これは映画においても人気のテーマとなった。以降、大勢の人々が自らの遺体を冷凍保存するために大金を支払っている。
人体冷凍保存は少女の死後速やかに行われたという。施術を担当したフリートウッド氏は非常に難しい処理であったと話す。
中には母親の意識が子供の死を悲しむことよりも、施術に向いていたと指摘する向きもあるが、彼女自身は子供を亡くした母親の気持ちなど誰にも分からないとコメントする。
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少女の希望が尊重され即決裁判、死後すぐに冷凍保存
少女の人体冷凍保存に関する初めての裁判が始まったのは9月26日のことだ。それから1週間かそこらというごく短期間で判決が下された。
しかし、この判決が将来的な蘇生を望み冷凍される権利についての判例を作り出すことはない。裁判は子供の意思を実施するかどうかについてのもので、人体冷凍保存の権利とその是非を問うものではなかったからだ。
少女のがんは珍しい進行性のがんであった。母親は冷凍保存の費用としておよそ500万円の募金を募った。しかし少女は未成年であったため、施術を受けるために母親と、8年間会ったことのない父親の同意を得る必要があった。
死後、どのような措置が行われたのかは不明だ。一般には脳を冷やすために頭部を氷枕で覆い、血液と体液を抜き、不凍液のような溶液を注入すると言われている。不凍液は氷の形成や細胞の損傷を防ぐためのものだ。それから3週間かけて、遺体を1時間に0.5度ずつゆっくりと冷却し、最終的には-196度まで冷やされた後に保管される。