乳がんが肺転移した場合のステージは?起こる症状と気になる生存率 (2/4ページ)
胸に激しい痛みが生じる
これらに加えて胸に激しい痛みが出ている時は、肺転移の可能性がかなり高まります。
特に呼吸困難なほどに痛みが出ている時は、胸水が溜まっているかもしれません。早めの処置が必要なので、必ず医療機関に相談しましょう。 乳がんが肺転移すると胸水が溜まる!? さて、ここで胸水について少し詳しく説明しておきましょう。胸水とは名前の通り胸(肺)に溜まる水です。肺の中でも特に「胸膜」というところにがん細胞が転移してしまうことで発生します。
胸膜とは肺と胸の内側を覆っている膜のことなのですが、ここでは健康な時でも常に数mlほどの胸水が存在しています。
この胸水には潤滑油のような働きがあり、呼吸をして肺が膨らんでも肺と胸がこすれ合うことなくスムーズな呼吸を可能にしているのです。
ですががん細胞などによって肺の一部が押しつぶされてしまうと、いつも以上に水が溜まってしまい「胸水貯留」という状態になってしまいます。
そうすると息切れが起こりやすくなったり、みぞおちや背中に激しい痛みが生じることも。
ひどい場合は呼吸困難に陥ることもあるため、胸水が溜まっている場合はすぐ病院へ行きましょう。
病院ではドレーンというチューブを使い、この胸水を数回に分けて外へと出していきます(一度に多量の胸水を抜くと、ショック症状や命に係わる呼吸困難を引き起こしてしまう可能性がある)。
ちなみにこの状態でレントゲンを撮ると、肺の部分が真っ白に写るので、胸水が溜まっているかどうかは簡単に診察できます。 肺転移した乳がんは抗がん剤治療が行われるステージ4に進行してしまったがんは完治させることがほぼ不可能です。そのため、治療といっても症状をやわらげて、患者さんがよりよい生活を送ること(Quality of Lifeの向上)が主な目的となっています。
乳がんが肺に転移した場合に行われるのは、化学療法(抗がん剤治療)ですね。