乳がんが肺転移した場合のステージは?起こる症状と気になる生存率 (3/4ページ)
現在の治療法では複数の抗がん剤を同時に使うことはせず、何種類かの抗がん剤を1つずつ順番に処方していき、最も患者の体に合ったものをそのまま使い続けてもらいます。
例えば、最も代表的な抗がん剤として「アントラサイクリン系抗がん剤」というものがあるのですが、これは高い腫瘍縮小効果があり、多くの病院で第1候補として処方されます。
しかしこの薬がもし効果を示さなければ、今度は「タキサン系抗がん剤」が処方されます。そしてそれも合わなければまた別の薬…というように、薬を順番に使っていって患者の体に合った薬を見つけていくのです。 乳がんの細胞がホルモン受容体を持っていればホルモン治療もまた条件付きですが、ホルモン治療の方が優先的に行われる場合もあります。
もともと乳がんの細胞はエストロゲンという女性ホルモンの影響で繁殖するのですが、そこで体内のエストロゲンの量を減らしたり、エストロゲンの働きを抑えてしまうことで、がんの増殖を防ぐのがホルモン治療です。
ここで重要な役割を担っているのがホルモン受容体です。ホルモンとホルモン受容体は密接な関係にあり、この2つが結合することで初めてホルモンはその力を発揮することができます。
ところが乳がんのがん細胞にもこのホルモン受容体が含まれており、エストロゲンが多いほどがん細胞も活発になってしまうのです。
そこでホルモン治療ではこのホルモンとホルモン受容体の結合をブロックする抗ホルモン剤を投与します。
エストロゲンが受容体と結合して力を発揮できなくすれば、それだけがん細胞の働きも抑え込むことができるからですね。
ですが、そのためにはがん細胞がホルモン受容体を持っている必要があります。
もしそうじゃなかった場合、この抗ホルモン剤を注射してもがん細胞を抑えることができず、副作用ばかりが出てしまうのみです。
そのため、まずは検査をしてホルモン受容体が陽性反応を示しているかを確認しなければなりません。
ホルモン治療に使われる薬には下記の2種類が代表的ですね。