【世界の絶景】美は細部に宿る、スペイン屈指の世界遺産・アルハンブラ宮殿はやっぱりすごい! (2/5ページ)

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アルハンブラ宮殿は、スペインにおけるイスラム王朝の栄華を物語ると同時に、勢力争いに敗れた文明の悲哀をも象徴しているのです。

アルハンブラ宮殿は一つの建物ではなく、1万4000平米もの広大な敷地をもつ城内に、宮殿や城塞など数々の建造物が点在しています。

かつて、城内にはモーロ人貴族を中心に2000人もの人々が暮らし、市場やモスク、住宅が整備されていました。アルハンブラ宮殿は、小さな街といってもいいほどのスケールなのです。

なかでも、絶対に見逃せないのが「千夜一夜物語」さながらの幻想世界が展開するナスル宮殿。ナスル宮殿は、大きく分けて、ライオン宮、コマレス宮、メスアール宮の3つの部分に分かれます。

ナスル宮殿の最大の見どころが、かつての王の居住空間であったライオン宮。12頭のライオンが噴水を支えている「ライオンの中庭」は、アルハンブラ宮殿のシンボル的存在です。

この中庭はコーランに登場する天国をイメージして造られたもので、ライオンの口から四方の溝へと流れる水は、天国の川を意味しているといわれます。

124本もの白大理石の列柱が創り出す静謐な空間はまるで森のよう。柱上部のアーチに施された繊細な漆喰装飾に目を奪われます。

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