危機に瀕している国産漆を守ろう!伊藤若冲「伊藤若冲「鳥獣花木図屏風」をモチーフに漆のステアリングを作ります クラウドファンディングにて募集開始! (4/9ページ)
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また、岩手県平泉にある中尊寺金色堂は平安時代の漆芸の傑作であり、当時最先端の技術と材料が惜しげもなく使われています。浄法寺塗のような素朴なイメージとはまた違う、奥州藤原氏の栄華をうかがい知ることができます。
縄文時代から日本人は自由な発想で漆を使いこなしてきたのではないかと思います。漆はもともと樹液ですから、こういう風に使わなければならないという決まったものはありません。
海外で漆器の展示会を企画し、外国人に浄法寺の漆器を見ていただきましたが、そもそも漆そのものを知らない方が多く、しかも刷毛目が見えないほど綺麗に塗られた漆器はプラスチック製のつるんとした器にしか見えないようでした。
もちろん、漆は一滴一滴集めた貴重なもので、職人が手間暇をかけてじっくりと塗ったものであると説明すれば興味を持って聞いてくれますが、危機的となっている日本の漆のことに関心を持ってもらうためには、ある程度のインパクトが必要と感じました。