危機に瀕している国産漆を守ろう!伊藤若冲「伊藤若冲「鳥獣花木図屏風」をモチーフに漆のステアリングを作ります クラウドファンディングにて募集開始! (3/9ページ)

バリュープレス

日光東照宮や金閣などはこの浄法寺の漆が使われています。他の漆と品質が違うのです。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSMyMDI0NSMxNzQ3NDkjMjAyNDVfS0FHeU1ZWXhSRy5KUEc.JPG ]

漆掻きは6月から10月までの約半年間、早朝から夜まで山中で漆を採る仕事で、若い後継者が育っていません。苗木を植えてから15年程育てた木に傷を付けて一滴一滴集めていくのですが、1本の木から1シーズンに200グラム程度しか採れません。しかも採取後は伐採してしまいます。これを「殺し掻き」といいますが、漆掻き職人は山の恵みに感謝しながら、漆を採りきるという考えで仕事をしています。伐採した根元からまた芽が出てきますので、これをうまく育てれば10年後には再び漆を採ることができるのです。
安価な中国産漆が輸入され、新しい塗料が開発されたり、ライフスタイルの変化などにより国産漆の需要は年々減っています。豊富にあった漆の木もどんどん減っています。このままでは縄文時代から受け継がれてきた日本の漆が無くなってしまう、なんとかできないかという思いと漆の将来性を感じて、現在の仕事を始めました。


▼漆のステアリング
岩手には「浄法寺塗」と「秀衡塗」という伝統的工芸品の漆器があります。どちらも古い歴史があり、伝統に基づいた素晴らしい漆器です。しかし、漆は漆器だけではなく、古くは9000年前、縄文時代の装飾品から使われていますし、仏像や建造物、我が国の芸術文化、生活に欠かせないものです。
漆は繊細な表現にも向いています。蒔絵や螺鈿など技巧の限りを尽くした加飾も漆の魅力ですし、中世ヨーロッパの文化に影響を与え、漆器が"japan"として珍重されたりもしました。

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