​どの企業にも使える! 使いまわしできる志望動機の「テンプレート」を用意していた就活生は約7割

就活スタイル



就活は何かと手間がかかることも多く、一社ごとに戦略を練ることが難しい場合もありますよね。そんなとき、どんな企業にも使える万能なテンプレートがあったらいいなと思うことはありませんか? 実際にそんな風にテンプレートを作って就活を行っていた学生はどのくらいいるのでしょうか? 17卒の就活を経験した先輩に話を聞いてみました。

Q.就活のとき、どんな会社でも使いまわせる志望動機の「テンプレート」を考えて使っていましたか?

はい 68.5%
いいえ 31.5%

半数近くの人が、使いまわしの効くテンプレートを考えた経験があると回答しました。そのような方法をとった理由やエピソードを聞いてみました。

【「はい」と回答した人の意見】
■共通点が多かったから

・業種が同じだと志望動機がほぼ同じ感じになるので、少しその企業の特徴を加えるくらいで大まかには内容は同じにしていた(女性/22歳/大学4年生)
・テンプレをベースに、企業に合わせてアピールポイントを練り込んだ(女性/21歳/大学4年生)

業種を絞って就活する場合は、志望動機にもある程度の共通点があるものです。その場合は一つのゆずれない軸は変えずに、アレンジする程度でも十分に使いまわしが効くようです。

■時間的な制限がきつかったから

・研究等で就活に多くの時間を割くことができなかったから(男性/24歳/大学院生)
・短い時間で多くの企業にエントリーしたため、一つ一つにかけられる時間が少なかったから(女性/22歳/大学4年生)

企業のエントリー期間はまちまちですが、自分が希望する企業のエントリー時期が重なってしまうこともあるでしょう。焦らず準備するためは志望動機のテンプレートが必要だと感じた人もいるようです。

■ぶれない軸があったから

・就活において軸があったので志望動機には一貫性があった(女性/27歳/大学院生)
・一本の芯を持って就活をしていたから(男性/26歳/大学院生)

働くことの意味についてしっかりと考えると「自分は何のために働きたいのか」が見えてきます。それは就活の一本柱としてどの企業に対しても主張できることですね。

【「いいえ」と回答した人の意見】
■会社に合わせることも必要


・やっぱり会社ごとにそれぞれ色があるから、志望動機もその会社の必要としているような人だとわかるように書いていた(女性/20歳/短大・専門学校生)
・説明会に行けば、その業界での企業の立場や会社の一押しのポイントを説明してくれるので、それがもう志望動機につながるため(女性/21歳/大学4年生)

どんなに自分に信念があったとしても、内定を手に入れるためには希望する企業が求める人材になる必要もあるでしょう。企業ごとに好まれる志望動機があることも事実です。

■使いまわすリスクがあるから

・面接でうまくいかなくなる。会社と志望動機は一対一で対応させないと、ごちゃごちゃになるし曖昧になる(男性/24歳/大学院生)
・早晩小手先のテクニックはばれると思ったから(男性/22歳/大学4年生)

使いまわしは楽ではあるけれどリスクも伴うと考える人も。「テンプレートがあるから大丈夫」と思っていると、思わぬ質問を投げかけられたときに答えられなくなることもあるかもしれません。

■熱意が伝わらないから

・同じ内容の使いまわしは企業に対する情熱が薄れてしまい通らなかったから(女性/19歳/短大・専門学校生)
・使いまわしだと言葉の重みがないと思ったから(男性/22歳/大学4年生)

企業が人材を選ぶ基準は、ポテンシャルや適性もありますが、熱意が決め手になることもあります。テンプレートの暗記では熱意を伝える自信がないという人は、少し苦労してでも一社ごとに考える方がいいのかもしれません。

使いまわしのできるテンプレートが一つあれば、就活はぐんと効率的に行うことができるかもしれません。ですがテンプレートが万能とは限らないことも事実です。どんな質問をされても、自分の考えをしっかりと述べられるよう、テンプレート頼みではない対策を考えることが大切ですね。

(ファナティック)

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年11月18日~2016年11月30日
調査人数:大学生男女213人(男性83人、女性130人)

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