【プロ野球】《巨人・大補強》補強の本気度と順位はリンクする? FAで2選手を獲得した翌年の成績を独自検証! (2/3ページ)

デイリーニュースオンライン

■巨人のプレッシャーに押された?

2005年オフのFA獲得選手:豊田清(西武)、野口茂樹(中日)
2006年の結果:4位

 2005年オフ、Bクラスでシーズンを終えた巨人は大補強を敢行。FAでは豊田清(西武)と野口茂樹(中日)を獲得した。

 しかし、クローザーとして期待した豊田は度重なる救援失敗で中継ぎに降格。野口は1軍で1試合にしか登板せずシーズンを終えた。

 期待のFA組がこれでは2年連続Bクラスもやむ無し。2006年も4位に沈んだ。成績リンク度は限りなく低い「△」である。

FA選手獲得本気度:◯
FA選手成績リンク度:△

■ガッツが生まれ変わらせた盟主の打線

2006年のFA獲得選手:門倉健(横浜)、小笠原道大(日本ハム)
2007年の結果:リーグ優勝、CS敗退

 2006年オフは門倉健(横浜)と小笠原道大(日本ハム)をFAで獲得。門倉が1勝5敗と誤算だったが、江藤以来のFAで獲得した打者・小笠原が「3割・30本(打率.313/31本塁打)」を達成するなど大活躍。それにより1番に高橋由伸が入る強力打線が誕生した。

 2007年はクローザー・上原浩治などの配置転換の成功もあり、2年連続Bクラスを抜け出し、5年ぶりの優勝を達成した。

 ただ成績リンク度は小笠原のみの活躍なので「◯」止まり。

FA選手獲得本気度:◎
FA選手成績リンク度:◯

■足りないピースを埋めた結果

2011年のFA獲得選手:杉内俊哉(ソフトバンク)、村田修一(横浜)
2012年の結果:交流戦優勝、リーグ優勝、日本一、アジアシリーズ優勝

 2006年に小笠原と門倉を獲得して以降、ほとんどFA選手に手を伸ばしていなかった巨人。だが、2年連続シーズン3位で終わった2011年のオフ、5年ぶりに2名のFA選手を獲得した。

 正三塁手不在の穴を村田修一(横浜)で、コマ不足の先発陣の穴を杉内俊哉(ソフトバンク)で埋めた結果、2012年は交流戦からアジアシリーズまで獲れるタイトルをすべて獲りきった。

 村田はホームランがプロ入り最低を更新してしまったが、シーズン通して三塁を守りきったところを評価したい。本気度・成績リンク度ともに「◎」。

FA選手獲得本気度:◎
FA選手成績リンク度:◎

■3連覇は果たしたけれど……

2013年のFA獲得選手:大竹寛(広島)、片岡易之(現・治大/西武)
2014年の結果:リーグ優勝

 2014年はリーグ3連覇と球団創設80周年が重なっていたこともあり、是が非でも勝ちたい年だった。それだけに気持ちの入り方も大きく、2013年オフに大竹寛(広島)と片岡易之(現・治大/西武)を獲得し、万全を期した。

 結果的には3連覇を達成したが、2000年の江藤や工藤、2012年の杉内や村田ように大竹と片岡がそこまで機能していたかというと疑問符もつく。

FA選手獲得本気度:◯
FA選手成績リンク度:△

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