【プロ野球】《巨人・大補強》補強の本気度と順位はリンクする? FAで2選手を獲得した翌年の成績を独自検証! (1/3ページ)

デイリーニュースオンライン

FAで2選手を獲得した翌年の成績を独自検証!
FAで2選手を獲得した翌年の成績を独自検証!

 FA、トレード、外国人補強などあらゆる手を使って国内外から戦力を集めている巨人。

 もちろん今年のFA戦線でも抜かりなく、森福允彦(ソフトバンク)と山口俊(DeNA)の契約が完了。さらには髪を黒く染めた陽岱鋼(日本ハム)の獲得も秒読みで、来季への本気度が伺える。

 巨人は今年だけでなく、過去に7回、1年で2人のFA選手を獲得しているが、その翌年の成績はどうだったのだろう。

 今回は過去のFA選手の顔ぶれから補強における「獲得本気度」を探り、その成功具合(「成績リンク度」)を、筆者の独断による「◎」「◯」「△」の三段階で評価してみたい。

※以下、カッコ内は移籍前の在籍チーム

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■川口和久の大誤算で3位に沈む

1994年のFA獲得選手:川口和久(広島)、広沢克己(ヤクルト)
1995年の結果:3位

 FA制度が導入された2年目にあたる1994年オフ、巨人は川口和久(広島)と広沢克己(ヤクルト)を獲得。

 1995年に広沢は20本塁打、72打点と及第点の成績を残すも、川口が4勝6敗と大誤算。奇しくも広沢が抜けたヤクルトに10ゲーム差を付けられて3位に沈んだ。

 ちなみに1994年は、トレードで阿波野秀幸(近鉄)を、外国人助っ人としてマック(ツインズ)を獲得するなど、今年と似たような形で補強をしていた。

FA選手獲得本気度:◎
FA選手成績リンク度:△

■FA補強成功のお手本のような年

1999年オフのFA獲得選手:工藤公康(ダイエー)、江藤智(広島)
2000年の結果:リーグ優勝、日本一

 1999年オフ、巨人は江藤智(広島)と工藤公康(ダイエー)をFAで獲得。

 江藤が広島で背負っていた背番号は「33」だったが、当時、巨人の背番号「33」は長嶋茂雄監督が背負っていた。しかし、長嶋監督は背番号「33」を江藤にプレゼント。こうして長嶋監督のユニフォームには25年ぶりに背番号「3」が復活となった。

 それだけに2000年は負けられないシーズンとなった。そんな優勝への重圧をものともせず、江藤が32本塁打をマークすれば、工藤も12勝5敗としっかり活躍し、期待に応えた。既存の戦力と噛み合ったことで、2位の中日に8ゲーム差をつけての優勝を決めた。そして日本シリーズでは工藤の古巣・ダイエーとの「ON対決」を制して日本一を達成。

 巨人の熱意にFA選手が見事に応えた格好で、本気度・貢献度ともに文句なしの「◎」だろう。

FA選手獲得本気度:◎
FA選手成績リンク度:◎

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