【書評】『LIFE SHIFT』 変わりゆく「老後は安泰」、来る人生100年時代の全貌とは (3/3ページ)
だが、住宅ローンや介護などさまざまな出費に追われる勤労期間に、これだけの数字を維持するのはそうたやすいことではない。さらに、もし公的年金がないならば毎年の貯蓄は31%。とんでもない数字である。
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こうなれば、引退する年齢をもう少し先延ばしする必要がありそうだし、著者たちはパートナー(夫や妻など)との関係がこれから重要になるとも指摘する。
この「3ステージ型の人生」の崩壊からスタートする『LIFE SHIFT』は、私たちの生き方がどのように変わっていくのか予測している。
私たちは、社会や労働の変化から逃れることができない。そして、人生100年時代に突入したときには、人生戦略の新たな枠組みが必要となるだろう。誰の元にも訪れる変化「ライフシフト」を、ただぼんやりと眺めているだけでは乗り越えられそうにない。そんなことを思わせる一冊である。
(新刊JP編集部)
(*1)『LIFE SHIFT』41P図1-1を参照