「仕事は効率化するな」外資系コンサルタントが指摘するリスクとは (1/4ページ)
ビジネスの世界では「20代は勉強や将来のための準備をする期間」ということがよく言われます。
しかし、「勉強」「準備」と言われても、何をどうすればいいのかよくわかりませんよね。そんな時は、ビジネスの世界で成功を収めている「先輩」の話を聞いてみましょう。
『トップ1%に上り詰めたいなら、20代は“残業”するな』(大和出版刊)の著者、山口周さんは、ボストン・コンサルティング・グループやA.T.カーニーといったコンサルティングファームで実績を残してきたコンサルタントです。
山口さんが考える20代にやっておくべき「勉強」や「準備」はどのようなものなのでしょうか。
――20代でやるべきこととして「インプット」の大切さを説かれています。その一環として、週に1冊ペースでの読書を薦められていますが、いずれ仕事に生きてくる本の選び方について、アドバイスをいただければと思います。山口:とにかく自分がおもしろいと思うものを読むことです。そうでないと仕事に生きる知識にはならないと思っています。そもそも、おもしろくないと頭に残らないですからね。
自分では20代の頃に読んだ本で得た知識はずいぶん仕事に生きていると思っていますけど、読んだ当時はただおもしろそうだから読んでいただけで、「この本の知識が何の役に立つのか」と言われても説明できなかったと思います。
そんなことは考えずに、おもしろそうだと思う本、純粋に興味を持った本を読んでいけばいいのではないかと思いますね。
――仕事の仕方についてのアドバイスも独特です。個人的には「仕事をむやみに効率化しない」というのは意外でした。山口:「何のために効率化するのか」という視点をまず持つべきだと思っています。そうでないと、効率化して空いた時間に別の仕事を振られるだけになってしまう。
時間の使い方には「自分の富になる使い方」と「他人の富になる使い方」の二つあります。将来のために勉強したり、本を読んだりするのが前者だとしたら、たとえばテレビやSNSに費やす時間は典型的な後者です。