【世界の街角】世界遺産アルハンブラ宮殿のお膝下、異国情緒香るグラナダを歩く (2/3ページ)
11世紀にイスラム教徒によって、敵の侵入を防ぐ城郭都市として築かれたため、迷路のように入り組んだ路地が張り巡らされているのが特徴的。
高台にある「サン・ニコラス展望台」をはじめ、アルハンブラ宮殿を見渡せる美景スポットとしても知られています。
アルバイシンの一角にあるサクロモンテの丘には古くからロマ族が暮らしてきた洞窟住居の数々があり、伝統的な文化が受け継がれています。
ヨーロッパとは思えない異国情緒や独特の風景が楽しめるアルバイシンは、時間を忘れてのんびりと歩きたくなる場所です。
グラナダで、アルハンブラ宮殿に次ぐ見どころとなっている歴史的建造物が、カテドラルと王室礼拝堂。
カテドラルは、イスラム支配の終焉の後、1518年にモスクの跡地に建設が始められた大聖堂です。当時はトレドの大聖堂をモデルにゴシック様式の建造物として基礎工事が進められましたが、イタリア・ルネッサンスの影響を受け、装飾にはアラブ的なムデハル様式を用いるなど、さまざまな様式が混在する聖堂となりました。