チョット地味? だけど隠れた実力車。ホンダ・ステップワゴンの魅力を性能から再検証 (3/4ページ)
これは、欧州車ではメジャーなダウンサイジングターボと呼ばれるもので、小さいな排気量で基本的な燃費性能を確保しながら、極低速域から過給が始まる小型ターボによって、必要とされるパワーとトルクを確保するという考え方のものです。
日本では、多くのトラックがこの方式を採用しています。トラックと言えば重量物を運搬する車ですし、同時に燃費性能もトラックを使用する側にとってはシビアに評価するものですので、ダウンサイジングターボの有効性を理解するには非常に良い具体例だと思います。勿論、トラックに使われるのはディーゼルエンジンですので、ステップワゴンのガソリンエンジンとは特性の違いはありますが、得られる効果については同様です。
では、ステップワゴンのエンジンは本当に目指す方向になっているのでしょうか。それは、エンジンスペックからも推察できます。ステップワゴンに搭載されるエンジンは、最高出力110kw[150ps]/5,500rpm、 最大トルク203N・m[20.7kgf・m]/1,600̶rpm~5,000rpmとなっています。この最大トルクの発生回転数が、1,600回転から5,000回転という、ウルトラフラットトルクがステップワゴンのエンジンの武器となっています。因みに、先代ステップワゴンのR20A型2,000ccエンジンとの比較をしてみると以下のようになります。
型式
最高出力
最大トルク
L15B
110kw[150ps]/5,500rpm
203N・m[20.7kgf・m]/1,60rpm~5,000rpm
R20A
115kw[156㎰]/6,300rpm
189N・m[19.3kgf・m]/4,300rpm
如何でしょうか?先代モデルよりも大きなトルクを、極低回転から高回転域まで幅広く発生させていることが良くわかるのではないでしょうか。
これによって、ステップワゴンは充分に力強い走りを実現しているのです。しかも、排気量は1,500ccですので、ライバル達よりも自動車税が安く済むというのも大きな魅力です。