あの「折り鶴」に秘められた、最新技術の真相【前編】 (2/4ページ)
それらの技術をあわせ持つマイコンや無線通信ICを手軽に使っていただくことで、さまざまなモノづくり企業のIoT(モノのインターネット)のお役に立てないか――。そう考えて2013年頃からつくり始めたのが、ORIZURUに搭載されている『Lazurite Fly』のベースになる『Lazurite』という超小型マイコンボードです。
日本には、世界に通用する技術力を持っている中小企業さんなどが数多く存在します。そのような方々が世界で戦っていくためのサポートをしたいという想いが、この小さなボードには込められています。

超小型&軽量のマイコンボード『Lazurite』。無線通信ICやセンサなどを搭載し、さまざまな用途に応用できる。(C)ATSUSHINARUSE
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■ ハラハラ、ワクワクしながら、楽しめるモノを
――その想いが、ORIZURUという飛行体になった理由は何ですか?
まずは、『Lazurite』自体の技術に興味を持ってもらう必要があると考えました。こういう技術があるということを知ってさえもらえれば、「この良さは、伝わる方には伝わる」という自信を持っていましたので。
そして、「自分たちがいま持っている技術でできるものは何だろう」と考えた結果が、小型軽量の飛行体でした。CEATEC JAPANの広い会場で目立って、人目を引くという目的もありました。
――どうして、ドローンのようなものではなく、折り鶴型にしたのですか?
飛んでいる様子を見て、「楽しい」「愛らしい」という気持ちになっていただけるものにしたかったんです。
そこで、『超小型飛行体研究所』を主宰している宗像俊龍氏に機体の製作を依頼して、美しさや楽しさを感じられる折り鶴に決めました。
――2015年から進化した部分の一つとして、バックフリップ(後方宙返り)をしていましたね。
裏話をお話ししますと、最初は空中でホバリングをさせようと考えていました。