感性を育む。平安の切ない恋物語とは【1月11〜15日】 (1/4ページ)

ANGIE



1月11~15日は第六十八候「水泉温かを含む(しみずあたたかをふくむ)」。雪が積もり、地上の水もすべて凍ってしまうような寒さの中、地中から湧き出る水にもかすかな動きや、あたたかさを感じる頃という意味です。

いにしえの人々はそんな自然の小さな気配にも、抑えきれない恋心を重ね、和歌にしたためてきました。今日は「水泉温かを含む」がごとく、悲しみの涙もとけて、ふたたび出会った二人の恋物語をご紹介しましょう。


七十二候とは?
時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか? 流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。

季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。

「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。
「感性を育む。平安の切ない恋物語とは【1月11〜15日】」のページです。デイリーニュースオンラインは、旧暦の暮らし恋愛女子などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る