【プロ野球】陽川尚将と植田海。2017年にブレイクする阪神の若手野手はこの2人だ! (1/2ページ)
高山俊、原口文仁、北條史也。2016年に阪神でブレイクした若手野手といえば、この3名で間違いないだろう。
そして、年が明けて2017年。この3人に続く「ネクストブレイク野手」は果たして現れるのであろうか?
積極的に若手を起用し続けた2016年の「金本阪神」。2017年、ブレイクしそうな、いや、ブレイクしてほしい若手野手2名に注目してみた。
阪神でもっとも飛ばすセンスを持ち合わせたスラッガーと、守備・走塁のスペシャリストだ。
※野球の見方が変わるスマホマガジン『野球太郎Pocket』と『週刊野球太郎』でニュースやコラムが読み放題!
■遠くにボールを飛ばすセンスに秀でた陽川尚将
昨年、安芸での秋季キャンプで、金本知憲監督の野次がグラウンドをこだました。
「大山、大山、大山がホームラン打っとるでぇ~!」
野次の矛先は、今季、4年目のシーズンを迎える陽川尚将だった。ウイークポイントの守備でボールを取り損ねたときに、金本監督が「待ってました!」とばかりに、陽川をいじったのだ。
陽川といえば、昨季、ウエスタン・リーグで打点王と本塁打王の二冠を獲得。打率も.301とリーグ3位の成績で締めくくった。
しかし、1軍では2本の本塁打を放ったものの、レベルの高い相手投手に格の違いを見せつけられたのか、バットは空を切ることが多かった。
この陽川に今年、ドラ1ルーキー・大山悠輔という最大のライバルが現れた。
しかし、陽川の最大の特徴は、遠くにボールを飛ばせる潜在能力にある。確実性が増し、1球で仕留められる技量を身につければ、ゴメスの退団で空いた一塁のレギュラー奪取は可能だ。
となると、ライバルは大山だけではない。一塁は他7つのポジションのなかで、もっとも激戦区となることが予想される。
「ここ」というときにホームランが打てる。陽川がそんな形でブレイクしてくれると、非常に面白い。