9歳から危険信号。子どもの摂食障害、その5つの初期の兆候をチェック(英研究) (1/3ページ)
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アメリカでは子どもの摂食障害が問題となっている。摂食障害は拒食症・過食症とも呼ばれ、一過性のものではなく、長い期間食事に関する問題が続くというものだ。
摂食障害は、スリムな体系にあこがれる十代女子特有のものと考える人は多い。だが実際は年齢や性別に関係なく発症する。
最新の研究によると、早い子で9歳には危険信号を発しているという。12歳になると、健康への深刻な長期的悪影響を避けるには遅すぎるかもしれないとも言われている。
イギリス、ニューカッスル大学のエリザベス・エヴァンズ博士は、十代に入る前にその兆候がないか確認するべきだと主張している。
彼女の調査では、子どもは早ければ6歳から体重を気にし始め、9歳にもなると将来的な摂食障害の発症を示唆する軽微な兆候が見られることが多いのだという。
それではその兆候を見ていこう。
ロンドンのロードスファームに住むドナちゃんが拒食症と診断されたのは8歳のときだ。3か月のセラピーと食事療法で現在は少しずつ良くなっている。幼い子どもが摂食障害にかかっていると聞けばショックを受けるかもしれないが、これはそう珍しいことではない。
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DOCS: Dana - The 8 Year Old Anorexic
エヴァンズ博士によると、親御さんが注意すべき5つの危険信号があるという。
こうした思考や振る舞いの一つ一つが順番にさっと現れすぐに消えるようなら親が気にかけ、気を付けていけば治るという。だが、もしこれらが同時に現れた場合は必ず医師の診断を受ける必要があるという。