【プロ野球】WBCに照準を合わせている!? ロッテ選手の活躍と侍ジャパンの不思議な関係 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■独立の星からロッテWBCの星へ

 2012年に独立リーグ出身者として、初のタイトル(首位打者)とベストナインに輝いた角中勝也。

 この活躍を受けて、同年のキューバとの親善試合で初の侍ジャパン入りを果たすと、1試合目に7番・左翼として出場。1安打、1得点を挙げた。

 そのまま侍ジャパンのメンバーとして2013年の第3回大会にも参加。5試合(スタメン3試合)で9打数1安打と振るわなかったが、「WBC前年に活躍して侍ジャパン入り」というバトンはしっかりと受け継いだ。

■“Road to WBC”の近道はロッテ入団?

 1月24日、侍ジャパンの第2弾のメンバー発表が行われ、第4回大会へ挑むメンバーに(無事?)石川歩が選出された。現時点ではあと1名の枠が空いているが、ロッテから選ばれたのは石川のみ。この瞬間、辞退するようなことが起こらない限りロッテ選手の4大会連続WBC参加が決定した。

 石川は2013年ドラフトで社会人(東京ガス)出身の即戦力投手としてドラフト1位で指名され、ルーキーイヤーから3年連続2ケタ勝利(10勝8敗、12勝12敗、14勝5敗)を継続している幕張のエース。それだけに、選ばれて当然という向きもある。

 しかし、選出を確実にするかのように、昨季は自己最多の勝ち星・14勝に加え、初タイトル(最優秀防御率)も獲得。WBC前年に現時点でのキャリアハイを叩き出す石川から、あらためてロッテに流れる「前年に活躍してWBCに臨む」DNAを感じた。

 見事なまでにWBC開幕と好成績を挙げるタイミングがリンクしているロッテ選手たち。意識してできるものではないとはいえ、こうまで重なっていると、「ロッテ経由侍ジャパン」という言葉を広めたくなってくる。

 2021年の第5回大会は、どの選手が「ロッテ経由侍ジャパン」のタスキを受け継ぐのだろうか。これから第4回大会が始まるところではあるが、もう4年後のことが気になって仕方ない。

文=森田真悟(もりた・しんご)

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