ビジネスパーソンが昼食に利用し始めている「置き弁」って何? (1/2ページ)

まいじつ

Satura / PIXTA(ピクスタ)
Satura / PIXTA(ピクスタ)

ある食品メーカーが昨年1月に行った《ビジネスパーソンのランチに関する調査》(インターネットで400名が回答)によれば、《ランチタイムには食べるだけではなく自分の好きなことをしたい》との回答が76.8%にも達したことが分かった。昼休みに読書や英会話のリスニングをしている人は、いまも昔も少なくはない。なかには趣味のジョギングをしている人もいる。最近はSNSの返信や情報収集を昼休みにやりたいという若者が多いかもしれない。

近年では、ランチを一人で食べたいという若手のビジネスパーソンが増えている。社外で食べようとしても、昼時はどこの店も混んでいる。コンビニ弁当を買いに行っても、レジには長蛇の列。いずれにせよ、昼休みの貴重な時間を無駄にしてしまう。

“婚活”や“終活”、“朝活”などといった、自分のために時間を有効活用する言葉が流行している昨今だが、パーソナルな昼の時間をさまざまなことに活用することも、最近では“昼活”と呼ばれている。

昼活は、昼食の時間を短くすればするほど、できることが増える。しかし、食べる時間をできるだけ短くしたいからといって、詰め込むような食事をすることは敬遠されている。特に女性や若者には、ランチでも健康面に気を配りたいという意見が多い。

そこで注目されているのが、チルド(冷蔵)弁当を社内にストックし、社員が食べた分だけ料金を支払うという“置き弁”のサービスだ。昔はよく見掛けた“置き薬”の弁当版といえば、中高年の方はイメージしやすいかもしれない。

例えば、食品メーカーのフジッコでは、昨年2月から『ストック型ランチプロジェクト』を始めており、冷蔵で47日間保存できるグラタンやラザニアなどの洋風総菜、牛すき豆腐や豚バラみぞれ煮などの和食惣菜など7種類を提供している。

オフィスに置いておくということならば、カップラーメンや従来の冷凍食品もあるが、同社は味にこだわった。ラザニアの選考では、商品開発担当者は約50食を試食し、さらに海外にまで試食に出掛けた。

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