【プロ野球】決定! 「この野球マンガが現在進行形ですごい!」2017【4位~次点編】 (3/3ページ)

デイリーニュースオンライン

■次点:『江川と西本』(作:森高夕次、画:星野泰視/小学館「ビッグコミックスペリオール」隔号連載、既刊5巻)

【あらすじ】
80年代に多くの白星を重ねた巨人のエース、“怪物”江川と“雑草”西本。二人のライバル関係は野球界における“エースの定義”沢村賞を変えた……。その知られざる真実を高校時代の因縁から紐解いていく。

【選考理由】
オグマ:今この時代に、このテーマ(江川卓)を描いている、という面白さ。ちょうど「空白の1日」に入ったからかもしれないですけど、すこぶる面白いですね。

ツクイ:最近だと、長嶋(茂雄)監督を“いい人”じゃない側面からも描いているところもいいし、張本(勲)さんとか当時の選手たちをモブ扱いせず、隅々まできちんと描こうとしているところに好感が持てます。

オグマ:『江川と西本』といいつつ、ちゃんと“あの時代”全体を描いていて、「空白の1日」にしても、小林繁サイドからも綿密に描くマニアックさ。この作品を推したいのもそこで、70年代後半の野球界の、意外と語られていないエピソードを丹念に描いてくれる。この先、王(貞治)さんの引退と長嶋監督の退任がまとめてやってくる1980年も描かれるはずで、そこで選手たちがどんな葛藤を抱いたか、にも踏み込んでくれると期待しています。

ツクイ:まあ個人的には、『哲也』の麻雀シーンへのオマージュが、ツボでしたけどね。「単なる作者と担当のワルふざけじゃん!」って(笑)。

文=オグマナオト

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