83歳筆者が考える「つり革に触れたくない人たち」...清濁併せ呑むのが、長生きの秘訣ですよ (2/5ページ)

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ところが、ある駅での発着時に、特に群衆の揺れが大きかったとき、他人の身体に押しつけられた筆者の背中のスーツの裏地がビリビリと裂けてしまったことがあったのです。

この時ほど、しがないサラリーマンの身を情けなく感じたことはありません。これが会社役員の専用車とまで行かなくても、本部長クラスになれば、(当時の筆者の会社では)ハイヤーによる通勤が認められていました。

それを機に、筆者は、何か対応策を講じましたか?と問わゝれば...。

「早く出世して、そのような身分になれるよう一心不乱に努力した?」

「それは、実は、ノーです。」

このような、或る意味では『家畜以下の扱い』(家畜輸送車の方が、余っ程マシですよ。だって、商品の家畜たちが傷つかないように、もっと、ずっと配慮されていますからね。家畜は、そんなに詰め込んだりしやしません。)という状態を脱するため、筆者は、独立することにしたのです。フリーランスの技術翻訳者になりました。

自由業、自営業というのは、そりゃあ大変です。どこからも支えられているわけではないし、また何の保証もありませんからね。

でも、その代わりに、そこには、掛け替えのない自由があります。

自分のやりたいような、やり方で仕事を進めることが出来るんです。

それで、筆者はラッシュ時通勤の苦痛を排除することが出来ました。つまり、そんな時間帯には電車に乗らないことにしたのです。

そうしたことを自分で決められるところが最高ですよ。

座席に座って通勤なり、営業なり出来るようになれば、「つり革」は触る必要がずっと減ります。

それでも、立っている際は、筆者は原則として「つり革」を保持します。

「つり革」に触れることに、全く無頓着か?と問われれば、「正直、そんなことはありません。」私の前に、何処のどなたが触れたか?分かりゃしませんからね。

だから、その頃の筆者の「つり革」の握り方は、握り手の丸い部分では無く、その上の吊り手の部分を握るというものでしたね。今でも、そんな握り方をしている人を見掛けたりしますよね。

でも、それで問題が解決する、ということもまた、ありませんよね。

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