テレパシーで他人の夢に影響を与えることができる。「ドリームテレパシー」の研究で明らかとなったその証拠 (2/5ページ)
■ テレパシーを介して他人に夢を見せるという実験と結果
1960年代中頃、精神科医のモンタギュー・ウルマンはニューヨークのマイモニデス医療センターでいくつもの実験を行い、無作為に選択された素材に関する夢を人々に見せることができるという仮説を検証した。
その内容はアート、映画、写真など、何でも構わない。実験を開始してから間もなく、クリップナーも加わった。彼は夢、心理学、超心理学の分野で多大な業績を残した人物であった。
実験は10年以上続き、「統計的に有意な結果」を生み出した。
実験では大抵の場合、”テレパシー送信者”と”テレパシー受信者”がいた。彼らは実験室で少しの間だけ顔を合わせ、それから完全に隔離された部屋に入って眠った。
送信者には封筒が渡され待機した。封筒には写真や絵の類が入っている。受信者はレム睡眠が始まってからしばらくして起こされ、見ていた夢を報告する。

■ 絵画「ダンス教室」を使った非常に重要なセッション
テレパシー実験を象徴する重要なセッションが、エドガー・ドガ作の『ダンス教室』を使ったものだ。この絵には、何人かの若い女性がいるダンス教室の様子が描かれている。この絵画のイメージをテレパシー送信者から受信者に送ってもらった。
クリップナーによると、受信者は見ていた夢についてこのように報告したという。
「5、6人くらいの人がいる教室にいて、学校のようだと感じました」
「私と踊ろうとする女の子が1人いました」
多少の誤差はあるものの、受信者の夢にはまさにダンス教室のあの光景が広がっていたのだ。