目指したのは「究極のおもてなし」レクサス・LSとはどんなクルマ? (3/3ページ)

イキなクルマで

photo by Kirakiraouji(CC 表示-継承 3.0)

2012年にはマイナーチェンジ(レクサスはメジャーチェンジと呼称)が行われ、主要構成部品の6,000点のうち約半数を変更しました。特に外装は大幅に手が加えられ、レクサスのデザインフィロソフィである「スピンドルグリル」を採用。現代風にアップデートがなされました。その後も毎年のようにきめ細やかな年次改良が行われ、レクサスの最高級車として輝きを放ち続けています。

■そして2017年、NAIASにて―

そして2017年1月、レクサスはNAIASにて5代目となる新型LSを発表しました。プラットフォームには今年発売予定のLCより導入される新開発の「GA-L」をしており、高い剛性と深い乗り味を実現しています。またこの新プラットフォームによりデザインの自由度が上がったため、一般的な4ドアセダンと差別化すべく6ライトキャビンとなっているのも特徴です。

動力性能も飛躍的に向上され、新開発の3.5リッターV6直噴ツインターボと10速オートマチックの組み合わせで、フラットなトルクを活かした爽快な加速フィーリングと切れ味の良い変速を可能にしています。シャシー制御の技術も進歩しており、質感の高い乗り心地と優れたステアリングレスポンスを提供してくれるのは想像に難くありません。また、もっとも期待されるのは「LEXUS CoDRIVE」と呼ばれる高度運転支援技術でしょう。これは全走者追従機能付きクルーズコントロールの発展版で、ドライバーの意図と協調した操舵制御やウィンカー操作によって作動する車線変更支援システムなどの新機能が盛り込まれています。

■日本人の国民性が深く息づいたクルマ

圧倒的な静粛性と快適性、そして徹底した高品質から多くのユーザーに受け入れられたレクサス・LS。それは勤勉で真面目な、日本人の国民性を映し出したようなクルマといっても過言ではありません。そのような国民性から生まれた「おもてなしの心」を持ったクルマは世界中を席巻し、クルマづくりを大きく変えるまでに至りました。そして2017年、新たな高級車の歴史をつくるべく発表された新型LS。実際の走りは、静粛性は、内装の出来はどうなのか、今から実に楽しみで興味深いですね。

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