世界のラグビーを語る。~コーチの目・田邉淳編~ (1/4ページ)

ラグビーリパブリック

多彩なスタイル、勝負へのこだわり。

フランスのラグビー、欧州のラグビーは勉強になる要素が盛りだくさん

WOWOWがフランスリーグTOP14、シックス・ネーションズを放送したことで、従来よりもグッと身近になった欧州ラグビー。自分のプレーへのヒントや、移籍する機会を求める選手たちとは違った視点で熱い視線を注いでいるのが各チームのコーチ陣だ。自身も日本代表でプレーし、昨年のサンウルブズや日本代表でコーチを務めた、田邉淳さんの見たフランスラグビー、欧州ラグビー、そして世界のラグビーとは?

――田邉さんの海外ラグビーとの出会いを聞かせて下さい。

僕は高校1年のとき、ニュージーランドのクライストチャーチに留学しました。1994年6月。行ってすぐ、クライストチャーチでオールブラックスとフランスの試合があったんです。この試合が実は、ジョナ・ロムー(WTB/ウイング)のデビュー戦だったんですね。フランスではまだフィリップ・セラ(注:1980‐1990年代に活躍したCTB/センター。通算111キャップ)が出ていた時代です。

そもそもは、父親がラグビー好きで、子どもの頃から一緒にテレビでラグビーを見ていたのが、ラグビーとの関わりの始まりです。当時はNHKでファイブ・ネーションズを放送していて、VHSのデッキでビデオに録画して見ていたんですが、野球中継の延長で後半が録れていないときがあったりして、オヤジが激怒してましたね(笑)。時間変更対応システムなんてありませんから。そんな時代でした。

――当時、フランスには興味があったのですか。

フランスではテストマッチの前のセレモニーで、グラウンドにニワトリを放つんですよね。テレビで見ていても、アレは面白かったな。画期的でしたね。ラグビースタイルも他の国とは違うユニークさがありますしね。

でもフランスのことに詳しかったわけじゃないです。2012年にエディー・ジャパンの欧州遠征でフランスに行って、ビアリッツで試合をしたんです。そのときあのセルジュ・ブランコ(注・1980~1990年代の名フルバック、93キャップ。『ラグビーの王様』と称された)がいたんですよ!びっくりして、すぐに写真を撮ってもらいました。

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