香里奈のドラマ『嫌われる勇気』が強硬抗議と低視聴率の”断末魔” (1/2ページ)
香里奈(32)主演のドラマ『嫌われる勇気』(フジテレビ系)が、日本アドラー心理学会から抗議を受けていることが分かり、内容の改編を迫られているという。同ドラマは、哲学者の岸見一郎氏(61)らがアドラー心理学を解説し、180万部を超えるベストセラーとなっている同名著書が原案となっているが、刑事ドラマとして大胆にリメイクされており、その内容に異論が唱えられている。
同学会からの抗議文は、第5話放送翌日となる2月10日に、ホームページ上で公開された。香里奈演じる主人公が、「私はただ、感じたことを口にしているだけ」と描かれていることに対して、アドラー心理学における「相互理解のための努力」を放棄しているとの問題点を指摘し、「テレビのような公共的な場で、普及宣伝されるのは、日本のアドラー心理学の啓発・普及に対して大きな妨げになる」と主張。同学会からは、放送中止か、あるいは脚本の大幅な見直しを求められた。
これに対し、フジテレビ側は「放送中止は考えていない」とし、脚本に関しては「日本アドラー心理学会からいただいたご意見も、今後のドラマ制作に生かして参ります」とコメント。抗議に対する正式な返答は明らかになっていないが、放送で改善がみられなければ、さらなるクレームが噴出することになるだろう。
「結局は制作サイドが、視聴率目当てで人気本の上澄みだけを切り取って作ったようなドラマだと言われているようですね。制作チームの中に、アドラー心理学を本当に理解している人間などほとんどいないでしょう。今回の抗議も、心理学の観点から見た、いわば専門的なツッコミが入ったわけですが、この抗議文に関してもしっかりと読み取れているのか疑問です。脚本を改編しようと思っても、どこをどう変えたら成立するのか、誰も判断出来ないのだと思います」(テレビ局関係者)