秋津壽男“どっち?”の健康学「夫でも聞きにくい『更年期』の症状。積極的に医師の診断を受けさせて!」 (2/2ページ)

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もちろん薬によっては「使用禁止の症状」(乳ガンや子宮内膜症、狭心症、高血圧など)もありますので使用上の注意は読むべきですが、これらに該当しなければ我慢する意味がないのです。

 更年期障害は精神的な要素も大きい症状です。

 簡単に言えば「更年期が始まった。私はもう女じゃない、ダメだ‥‥」と落ち込むパターンが多く見られます。逆に、仕事が忙しかったり借金を抱えて走り回ったりしていると、「それどころじゃない」わけで、そういう女性だと「そういえば、私の更年期障害っていつだったの?」と、終わってから気づいたりします。

 また、まだ女性として輝いている年代に子宮や卵巣の病気にかかり、手術をした結果「ホルモンが突然ゼロになる」ケースで、メンタルに不調を抱える場合がありますので、その際には治療が必要となります。

 もう一つ、隠れ更年期障害というケースもあります。これは子宮を手術で摘出するも卵巣が残っている場合で、女性ホルモンが出ているのに生理がなくなります。生理がないことで更年期障害がいつだかわからず、血液検査でホルモンを調べる必要が出てきます。

 ちなみに、性欲の強弱はホルモンとはあまり関係がないので、閉経後も性行為は可能です。また、男性にも更年期障害がありますが、女性ほど身体に変調はきたしません。定年後に肩書がなくなり、「男として終わった」という精神的な落ち込みを招くのが「男性更年期」の正体と言っていいでしょう。

■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。

「秋津壽男“どっち?”の健康学「夫でも聞きにくい『更年期』の症状。積極的に医師の診断を受けさせて!」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2017年 2/23号“どっち?”の健康学秋津壽男更年期障害エストロゲン社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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