「父親になる」とうつリスク高くなる?出産前後は増加傾向に【最新研究】 (4/4ページ)
・年配
・ヨーロッパ系
・結婚している
・仕事があり
・ニュージーランド生まれ
・学歴が高い
・治安のいいところに住んでいる
また、評価方法が出産前後で違うことも正確な評価をしにくいのが難点です。
研究結果から考察する今後の展望

周産期(妊娠出産期)の母親のうつは12~19%とされ、ホルモンバランスなどの体の変化と関係していることがわかっていますが、父親も肉体的、精神的なストレスを受け、それらはホルモンなどのバランスを変えることが知られています。
父親のうつは母親との関係にかなり左右されており、同時に以下のようなことと関連があります。
・収入が低い
・賃貸
・妊婦のうつ
・妊婦との喧嘩
・失業
・不安
・母親との日々の喧嘩
・社会的支えが無い
考えてみればこれらのことは妊娠出産と関係なくうつ病になりやすそうな要因です。
ただ、父親のうつは母親のうつのようには直接子供に影響はしないでしょうが、母親の幸福感などを通して子供に影響する可能性がありますから、父親の症状を早期発見し対応することは大切だろうと考えられます。
最後に松本先生から一言

母親の周産期うつ病は知られていますが、父親のうつについてはあまり知られていません。
しかし、父親の精神状態は子供の母親に確実に影響し、それにより、胎児期も出生後も子供の健康、成長、精神状態などに影響を及ぼします。
失業などで困ったことになる前に、色々な社会的な支援の仕組みがあることを調べておいたり、禁煙をすること、パートナーとの良好な関係を保ち続けることなどは、ごく当たり前ですがとても大切です。
また、この研究では出産後にパートナーとの関係が無くなっていたり、パートナーと同居していない場合がうつの可能性がとても高く、人間関係は本当に精神状態に影響を及ぼすことがわかります。
家族で健やかに過ごすために、調べられることはしっかり調べて、「計画出産」し、仲良く過ごすことが何より大切ですね。
(監修:医師 松本明子)