脳の“酸化ストレス”を抑制することで糖尿病と肥満予防が可能に (2/4ページ)
《参照》
・ 東北大学
研究で判明した酸化ストレスと糖尿病の関係

視床下部に酸化ストレスが加わると、視床下部にある代謝調節に重要なプロオピオメラノコルチン陽性神経細胞が減少します。
プロオピオメラノコルチン陽性神経細胞の減少によってインスリン(血糖降下ホルモン)やレプチン(肥満抑制)の作用が減弱し、糖尿病や肥満の発症に繋がってしまうことが明らかになりました。
また、酸化ストレスを抑制するNrf2というタンパク質を視床下部領域で活性化させると、酸化ストレスが減少し、糖尿病や肥満の抑制につながることもわかりました。 酸化ストレスとは

生体内で酸化反応が起こるときに発生する活性酸素は生体内で必要な物質で、細胞内でエネルギーを取り出すときや、体内の異物処理などの際に生成されますが、DNAやタンパク質など細胞を損傷させる力ももっています。
一方、生体内では活性酸素を解毒する抗酸化作用も持っています。この損傷力と抗酸化力との差が、酸化ストレスと呼ばれるものです。
この抗酸化力で処理しきれなかった余分な活性酸素は、細胞への損傷を通じ、老化を早めると共に 動脈硬化、がん等、様々な病気と関わっていると考えられています。