本には見えない!? 総数50560ページ「世界一“厚い本”」を検証する (1/3ページ)

新刊JP

世の中にはたくさんの本があるが…
世の中にはたくさんの本があるが…

どんなジャンルでも、「世界一」は、私たちの常識をはるかに超える。
世界一足が速い男ウサイン・ボルトは、9秒58で100メートルを走る。
世界一高い建造物ドバイの中心地にあるブルジュ・ハリファは、829.84メートルもある。

自分の100メートルの記録や身近な建物と比較すれば、その凄さが驚くに値するものだとわかるだろう。とにかく「世界一」は、無条件に「すごいもの」なのだ。

本にまつわる世界一にも、さまざまなものがある。
たとえば、「世界一のベストセラー」。これは、ご存知の方も多いだろう。『聖書』だ。
諸説はあるが、現在まで50~60億部の発行部数であると言われている。驚異的な数字だ。

切り口を変えれば、他にも「世界一の本」はあるに違いない。
そこで今回は、単一書籍で「世界で最も“厚い本”」について調べてみた。

■「世界一“厚い本”」を検証する

一般的に目にする本の中で、ページ数が多そうなものといえば『広辞苑』(岩波書店刊)だろう。およそ24万語も掲載されており、そのページ数は3000ページを超える。
一般的な書籍は200ページ前後から長くて400ページほど。それを考えると、『広辞苑』はかなり膨大なページ数だと言えるだろう。
また、ページ数が多い小説家としてよく知られているのは京極夏彦氏だ。『魍魎の匣』(講談社刊)は、文庫にもかかわらず1050ページという大著だ。

しかし、世界は広い。『広辞苑』が霞むほどのページ数を誇る書籍がある。

ウェキペディアには、2010年にドイツで出版された『Das dickste Buch des Universums』(邦訳:宇宙のもっとも厚い本)が世界で最も厚い書籍と書かれている。

本書は、ドイツの連邦交通・建設・都市開発省が主催したコンテストに応募した、4万人以上の子供たちの絵や文章が掲載された一冊。

そのページ数は、なんと50560ページ。
厚さは4.08m、重さは220kgである。
『広辞苑』が、厚さ8cm弱、重さ3.2kgであることを考えると、段違いのボリューム感だ。

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