本には見えない!? 総数50560ページ「世界一“厚い本”」を検証する (2/3ページ)

新刊JP

まず、その厚さから検証しよう。電車内のロングシートが3m前後。4mと言えば一般的な住宅の二階のベランダに余裕で届く長さだ。

また、毎夏、ニュースで取り上げられる「熊谷の大温度計」、今年に入って動画で話題を集めた韓国巨大有人ロボット「METHOD-2」の全高など、「4m」は日常感とかけはなれたスケールである。

そして、重さも驚異的だ。
220kgと言えば、ウェイトリフティング男子85kg級クリーン&ジャークの世界記録保持者が持ち上げた重さである。また、今月2月14日、中国河北省の路上で転んだ220kgの男性を救急車に乗せるのに10人では足りず、20人が協力してやっと乗せられたと言う。それほどの重さだ。

身近なものでいえば、「400ccのバイク」の比較的軽いもの、「KFCのパーティバーレル」55個分、「米俵」6俵弱に相当する。

値段も相応にする。
本書はドイツにある任意の書店で注文することができるようで、価格は9999ユーロ(1ユーロ120円換算で、約120万円)という価格設定だ。
重量からお買い得感を換算してみよう。
広辞苑の場合、3.2kgで8640円(税込)。1g当たりの単価は「2.7円」。
そして本書の場合、220kgで120万円。1g当たりの単価は「約5.5円」。
――と、グラム単価だけで考えれば、広辞苑の倍近い値段になることがわかった。

もし、購入を検討する人がいれば参考にして欲しい。

■本書の活用法を考察する

本書は、読むための本というよりも、文化的な意味や意義に重きが置かれているに違いない。
だが、あえてこの書籍を一般的な書籍を同じように読むならどんなシチュエーションで読むのがよいか。また、書籍を超えた活用法がないかを検討してみよう。

幅も4m以上あるので、一般のご家庭の本棚には並べられないだろう。いや、まず部屋に入りきるかどうかも怪しい。

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